取材日:2019年1月24日(木)

静岡県御前崎市 :齊藤雅和さん(中央)

良く晴れた1月下旬に、弊社代表取締役社長秋本と企画広報室が、静岡県御前崎の齊藤さんの畑にお伺いしました。

 


企画広報室:現在栽培されているかぶについて教えてください。



齊藤さん:この畑で栽培しているのは「ゆきわらし」という品種のかぶです。この畑は10月に種を撒きました。この白い布は“パオパオ”と呼ばれる保温効果を高めるために使用している不織布です。種を撒いた後、まだ芽が小さいうちにこの“パオパオ”をかけてしまいます。ここ御前崎の冬は気温がそれほど下らず霜も降りることはありません。ですが、海に面していて風が強く、それが寒さの原因となります。こちらの畑はご覧のとおり白砂です。砂地なので、雨の日でも収穫ができるというメリットがあります。特に秋から冬にかけては強風となり、砂で作物が叩かれ傷んでしまう恐れがあります。パオパオによって風の影響を受けずに、やわらかく品質の良いキレイなかぶができあがるのです。

 

企画広報室:今回はじめて畑を伺わせていただきましたが、実を言うと一瞬、かぶはどこにあるのだろう?と思ってしまいました。このパオパオがかぶの品質を守りながら、冬でも気温が暖かいここ御前崎の土地で美味しくなるのですね。

齊藤さん: そうなんです。この栽培方法のおかげで、皮のまわりが柔らかいかぶになるのです。早速、ひとつ剥いてみたいと思います。かぶの皮が簡単にスルっと剥け、花びらのようにできるのは、皮が柔らかいからなのです。

 

企画広報室: とても柔らかそうで美味しそうですね。浅漬けにしたときのあのまろやかな食感は、この土地の性質を活かした齊藤さんの栽培方法にあったということがわかりました。

齊藤さん:このかぶはやわらかくすっきりした甘さが特徴です。浅漬けにぴったりですので、皆さまに食べていただきたいです。

 

「かぶ」を使用している商品

春かぶ漬
春かぶ漬