取材日:2024年1月9日(火)

2024年年明けの1月、茨城県古河市にある古谷勝美さんの白菜畑に伺いました。ビニールハウス内では、春に収穫予定の白菜苗がつくられ、順次定植の作業を進められていました。

産地 ふるさと 便り 白菜 茨城 古河

 

広報室:こちらの白菜の品種は?いつごろ播種されたのでしょうか?

古谷勝美さん:今から1ヶ月前に播種したのが菊錦、4日前に播種したのが桜月という品種です。収穫時期は春からですが、タネ播きは11月末~2月末頃まで2週間間隔で実施しています。

広報室:選定する品種の基準はありますか?

古谷勝美さん:やはり耐病性と耐暑性を重視しています。

白菜苗を管理される古谷勝美さん

広報室:できた苗はどのように定植されているのでしょうか?この時期はまだ霜が降りる朝晩は大変冷え込む時期ですよね?

古谷勝美さん:その通りです。霜がおりるこの時期の定植は、普通に露地栽培はできないので、寒さ対策が重要となります。

古谷勝美さん:ここは12月に定植した圃場です。支柱、ビニールトンネルを設置後2週間太陽熱で温め、その間にマットと呼ばれる寒冷紗を設置、その後定植。定植後、マットを被せます。トンネルに使用するビニールは一度で廃棄せず保管管理し2年利用します。

定植後マットを被せた白菜苗

広報室:ここなら冬の寒さの中でも苗が元気に育ちそうですね。収穫はいつ頃を予定していますか?

古谷勝美さん:3月終わり頃を予定しています。霜の季節が終われば白菜の生育に合わせてトンネルの両側を開きます。温めすぎも生育にはあまりよくありません。収穫まで白菜の様子を観察しながら、温度管理をしていきます。